概要
東京都・港区主催
森のめぐみのデザイン運動
日本は2500万ヘクタールもの森林を保有している、世界でも有数の森林大国。そのうちの40%にあたる1000万ヘクタールは人工林です。いわば、商品となる木が育てられてきた森。しかし近年、外国からの安価な輸入木材との価格競争におされ、日本の木材自給率は20%程度にまで落ち込んでいます。結果、人工林に人の手が入らなくなり、育ち過ぎた木が密集し陽の光をさえぎるようになりました。今、日本の人工林は森としての機能をはたせなくなりつつあります。
人工林を森として大切に育て、守っていくためには、人の手による「間引き(間伐)」を始めとした手入れが不可欠です。そして同時に、その課程で生み出される「間伐材」の消費が重要課題となります。港区はこの問題にいちはやく着目し、「みなと区民の森」の整備、区民の森から伐り出された木材を活用した「港区立エコプラザ」の誕生など、日本の森を再生する取り組みを始めました。日本を代表する木材消費地として、建材や家具など木材を積極的に受け入れていくことが、日本の森の再生とCO2削減をすすめていくもっとも有効な手だてになると確信しているからです。ゆたかな森林資源をもった市町村とのネットワーク(『森と水のネットワーク会議』http://www.uni4m.jp)ができ、全国からスギやヒノキやカラマツがあつまる体制づくりもすすんでいます。そんな日本の木を、デザインの力によって、もっと都会の暮らしに身近なものにできたらと考えました。







